コンセプト

木のここち。

木を使うということ。

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天然無垢材

 柱、梁、壁、床などの建材に無垢材を使用しています。接着剤で高温圧縮された集成材と違い、無垢材は触感がやわらかく温かみがあります。これは木の繊維の中が空洞になっており、空気をたくさん含んでいるからです。そして、無垢材には水分の吸排出作用があります。湿気の多い時期には水分を吸い、乾燥時には水分を吐き出し室内を快適な環境に保ちます。夏は高温多湿で冬は乾燥という特異な日本の自然環境の中で、800年以上続く日本建築の知恵を活かす家づくりをしています。

八溝杉・地場の木を使う

 柱・梁などの構造材や下地材などとして、主に八溝杉を使用しています。 私達は地場で育った木がその気候や環境に一番合うと考えています。木は生年月を重ねるとともに反ったり割れたりしますが、木のくせや乾燥の度合いを見て適材適所に木を組んでいきます。安い木材が大量に輸入され使用されていますが、その中には乱伐され植林もされずに荒廃していく森もたくさんあります。地場の山を生かして、山の木々と、人々の暮らしがバランスよく共生する。私たちは昔当たり前のように行われていた家づくりを、ただまっすぐに行っています。

木は再生可能な資源

 スギは伐採しても植林すれば50~60年で再び用材として利用することができます。木の成長には太陽のエネルギー以外はいりません。温室効果ガスの二酸化炭素を吸収し、光合成を行い成長します。木はコンクリートや鉄など他の建築資材に比べると、それをつくり出すためのエネルギーはとても少ないのです。そして、木は使わなくなれば最後は土に帰ります。大量の廃棄物となって処理に困ることもありません。

 このように木などの自然素材を使うことで、人が自然と共存していく環境をもつくることが出来るのです。

使用している自然素材

自然素材は反ったり傷が付きやすかったりと、施工やメンテナンスに手間が掛かかります。でも、木の香りや優しさ、さらっとした空気感、消臭作用など、住み心地が良いのも事実。シックハウスの心配もありません。年月を経て変化する素材の風合いを楽しむこともできます。

木炭

木炭

シロアリや腐朽菌は知らず知らずのうちに床下で繁殖し、大きな被害を与えています。そんなシロアリや腐朽菌を木炭の活性化炭素により、これらの条件をシャットアウトします。

乾燥材

乾燥材

大きめにカットした木材をよく乾燥させます。乾燥することで木は収縮し反ったり曲がったりしますが、その状態から製材しますので後の狂いが少なく安心です。

珪藻土

珪藻土

海や湖に生きていたプランクトンが海底や湖底に堆積してできた粘土状の泥土です。保湿、断熱、調漏、脱臭、吸育、防結露、防カビ、耐火としての優れた性能をもっています。

漆喰

漆喰

主原料は消石灰。目の覚めるような白壁は和風建築の誇る一の美しさです。調湿機能も持ち、季節の変化に耐え、カビがつきにくいです。洗面所やキッチンに使用しています。

檜(ひのき)

檜(ひのき)

ヒノキ風呂などでご存知のように独特の芳香があります。全般的に材質のムラがなく、耐久性に優れ、日本の気候にも適した建築素材。湿度にも耐え粘り強い素材です。

杉

「スギ」の語源は直木(すぎ)で、まっすぐ伸びる性質から名付けられました。素直な木目で昔から使われている建築素材で、趣味室、ロフトルーム、洗面所の腰壁などに使用します。

桐(きり)

桐(きり)

調湿性と防虫効果、適度な防音効果、また空気を多く含む事から断熱効果もあり、多様な効果を持つ収納内等に適した建材です。ベトつかずサラサラと肌触りもよく床材として人気があります。

パイン

パイン

北欧の針葉樹で空間が明るく見えます。ホールから リビングの腰壁に使用します。内装材のほかカントリー家具の材料としても人気があります。

ピーラ

ピーラ

ベイマツの中でも数百年輪幅が狭い大径木をピーラと呼びます。柱や梁、各種の板など建築用材として広く使われています。

青森ヒバ

青森ヒバ

特有の香気で耐久性があり水湿、シロアリに強く、腐りにくいので土台材に向いてます。青森ヒバから抽出したヒノキチオールは無害の防腐剤として食品にも使用されています。

竹

湿気に強く、膨張収縮が少ないです。竹特有の頑丈さ、清潔感などの特徴があります。竹は成長が早く環境にやさしいエコ資源としても注目されています。

風通しと断熱を両立した、通気断熱WB工法。

「木を活かして建てる」現場の棟梁が開発

「家の作りようは、夏を旨とすべし。冬は、いかなるところにも住まる。暑き比わろき住居は、堪へ難き事なり」
これは、徒然草の一節です。夏過しやすい家とは、風通しが良い家のことを言います。
WB工法は、この「風通し」を「通気」というかたちで住まいに取り入れました。
また、「冬は、いかなるところにも住まる」とありますが、現代人はそういうわけに行きません。
冬の暖かさを保つためには、「断熱」が不可欠です。WB工法では充分な断熱性を確保しております。
本来、通気と断熱は相反する状態となり両立する事は大変難しいとされてきました。
しかし、WB 工法はこの通気と断熱を両立り、夏冬快適な環境を造りだします。

  • 夏は通気性がいい。

    夏は少しのエアコンでもすごしやすい家。

    床下のひんやりした空気が壁の中を上昇し、屋根や壁の焼けこみの熱を緩和します。無駄な湿気や熱気が家の中にこもりません。湿気で木材が劣化しないから、家はいつまでも丈夫です。

  • 冬は断熱性がいい。

    冬は日向ぼっこのようなあたたかい家。

    気温が下がると通気口は自然に閉じて、冷たい空気の侵入を防ぎます。壁の中には空気の層ができて、家の中の気密性と断熱性がアップし、冬の冷え込みを抑えることができます。

  • 年間いつでも透湿性がいい。

    結露も科学物質も湿気を通す壁で安心。

    屋内の有害な科学物質や生活臭は、湿気とともに透湿性の壁を通って外気へ放出されます。余分な湿気を抑えるので結露する心配もありません。家の中はいつもクリーンな空気で保たれます。

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